
結ゐ旅
結婚式を、
旅館という場所に編み込む。
YUIRYO
結ゐ旅(YUIRYO)は、アウトドアウェディングの自由さを活かしながら、旅館で叶えるロケーション結婚式のかたちです。

あるとき、旅館の滞在空間に関わるひとつの仕事を引き受けました。
その場所に流れている時間や空気を読み取りながら、屋内と屋外の境界をひらき、人が自然に集い、過ごせる場を整えていく。
向き合っていたのは、滞在そのものの質を、どう高められるか、という問いでした。
旅館の世界と関わる中で、私たちは、あることに気づきます。
長く受け継がれてきた文化やつながりがある一方で、空間づくりにおいては、似たようなかたちが
選ばれていくことも多い、その土地ならではの個性や、まだ活かされていない
空間の可能性が、見過ごされてしまっている場面もあるのではないか。
私たちは、その場所にすでにあるものに目を向け、少し違った角度から空間を捉えてきました。そうした取り組みが、少しずつ、次の縁へとつながっていきました。
はじまりは、結婚式ではなかった
― 結ゐ旅の原点 ―
結ゐ旅のはじまりは、結婚式ではありませんでした。

以前、私たちがプロデュースに関わっていた旅館に隣接するビーチで、
一夜限りの食事の場をひらいたことがあります。
決められたダイニングではなく、風景の中に食卓を置く。
夕暮れとともに灯りが入り、波の音が自然と会話の間に入り込んでいく。
旅館が培ってきた料理の技術に、外からの視点が加わり、
その場所ならではの時間が静かに立ち上がっていきました。
それはまさに、ロケーションを活かしたアウトドアウェディングの原点のような体験でした。
私たちは装飾や空間づくりを通して、その時間が無理なく流れるよう寄り添いました。
その夜の食事はイベントとしてではなく、
旅館という場所に溶け込んだ“体験”として記憶に残っていきました。
人が集い、時間を過ごし、その場所の記憶が静かに積み重なっていく。
その延長線上に、あとから「結婚式」という言葉が重なりました。
結ゐ旅は、そんな体験から生まれた、
旅館でつくるロケーションウェディングという結婚式のかたちです。
食事の時間が持つ力


料理は「ただのお食事」ではなく、
その土地の文化や人の営みを感じる体験そのものだと考えています。
地域の食材や技法を活かし、
旅館や地元の料理人とともに場をつくることで、
その場所でしか生まれない時間を立ち上げます。
【結ゐ旅】のお食事
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旅館は、海辺や山の中など、景観に恵まれた場所に建っていることが多くあります。
それは人工的につくられたガーデンではなく、その土地にもともとあった風景です。
私たちは、そのロケーションを活かし、
装飾と演出によって祝う場をかたちにしてきました。
それは単なる屋外演出ではなく、旅館という場所で行うアウトドアウェディングの在り方でもあります。
祝う時間は、ガーデンやプール、あるいは敷地外のビーチや森で。
そして夜は、ゆっくりと室内へ。
二次会や三次会は、派手な演出ではなく、
親しい人たちと静かに語り合う時間へと移ろいます。
外でひらいた感覚が、内で深まっていく。
その流れそのものが、
旅館でつくるロケーションウェディングという結婚式のかたちなのです。
旅館という場所に、可能性を見た


私たちがかたちにしている結婚式
結ゐ旅は、特別な形式から始まりません。
チェックインからチェックアウトまでの旅館の時間の流れを切にしながら、祝う瞬間をどこに置くのが自然かを考えます。
屋外での祝う時間は、私たちが空間づくと演出を担います。料理や宿泊、もてなしは旅館が担う。それぞれの得意な領域を無理なく重ねることで、一日が成立します。


人数と距離感について
結ゐ旅で向き合っているのは、
ご両家のみの小さな集まりから、友人を招いた30名から50名ほどの旅館ウェディングまで。
少人数の家族婚として静かに過ごす一日もあれば、
旅館の規模や立地によっては全館を貸し切り、より大きなかたちで結婚式を設計することも可能です。
一方で、私たちは必ずしも「結婚式」という形式にこだわる必要はないと考えています。
ご両家や、本当に親しい友人だけで過ごす
ロケーションフォトウェディングという選択肢もあります。
旅館のガーデンやプール、敷地の外に広がるビーチや森、山の中。
その土地ならではの風景の中で写真を残し、
食事の時間をともにする。
大勢を招かなくても、祝う気持ちがきちんと共有される時間は成立します。
結婚式か、フォトウェディングか。
形式を先に決めるのではなく、
どんな時間を残したいかから考えるロケーションウェディング。
それが、結ゐ旅のかたちです。


予算と旅館選びについて
結ゐ旅では、はじめに予算ありきで場所を決めることはしていません。
まず伺うのは、どんなロケーションで過ごしたいか。
何人くらいで、どんな距離感の一日にしたいか。
それは少人数の家族婚なのか、30名から50名ほどの旅館ウェディングなのか。
そのイメージに対して、どのくらいの予算感が現実的かを、
一緒にすり合わせていきます。
ロケーション、人数、予算。
その三つを丁寧に話し合ったうえで、はじめて、その時間に合う旅館を探していきます。
こうした進め方ができるのは、私たちがこれまで数多くの地域や旅館と向き合い、
アウトドアウェディングやロケーションウェディングの現場を重ねてきたからです。
だからこそ、最初から会場を決めなくてもいい。
「この旅館でやるしかない」から始めるのではなく、
「こんな一日を過ごしたい」から考えられること。
それが、旅館でつくるロケーションウェディングという、
結ゐ旅の進め方です。


全国の旅館と、顔の見える関係を築いてきました
結ゐ旅では、ロケーション、人数、予算を丁寧に伺ったうえで、
その一日に合う旅館を探していきます。
それは、あらかじめ会場ありきで進める旅館ウェディングとは、少し異なる進め方です。
この設計が成立するのは、私たちがこれまで各地の旅館や地域と向き合い、
ロケーションウェディングやアウトドアウェディングの現場を重ね、
顔の見える関係を築いてきたからです。
イベントや空間プロデュース、観光や地域の仕事を通して、
実際にその土地に入り、ともに時間をつくってきました。
だからこそ、その旅館が何を大切にしているのか。
どんな時間が得意で、何が難しいのか。
そうした前提を理解したうえで、無理のない旅館ウェディングのご提案ができます。
ロケーションと人、そして予算。
それぞれを尊重しながら一日を組み立てていくこと。
それが、旅館でつくるロケーションウェディングという、結ゐ旅の考え方です。
「この旅館を使ってください」
ではなく、
「この一日には、こういう場所が合いそうだ」
と考えられること。
一つの地域や一軒の旅館だけと向き合ってきたのでは、生まれない視点だと思っています。
